【現場レポート】水中ドローンによる高圧洗浄作業とその可能性
〜広島発・実践型水中ドローンスクールと水中点検サービスのご案内〜
2025年6月27日、私たちは富山県にて、水中ドローンを活用した高圧洗浄作業を実施しました。今回の現場は橋脚の一部。水中構造物に付着した貝類や汚れを除去するため、水中ドローンに高圧洗浄機を搭載し、ピンポイントで噴射を行いました。
このような水中点検前の洗浄作業は、従来であれば潜水士による手作業が主流でした。しかし、近年では水中ドローンの性能向上により、より安全かつ効率的に代替できるようになっています。特に、私たちが使用している国産の水中ドローンは、強力な水圧にも耐えうる設計が施されており、現場でもその信頼性を実感しました。


🎥 ソナーが使えない!?可視カメラだけで挑む高難度操縦
今回の作業で特に印象的だったのは、洗浄中にソナーが使用できなかったことです。高圧噴射が始まると、ソナーの反応が乱れ、位置情報が取得できなくなります。そのため、操縦者は可視カメラの映像だけを頼りに水中ドローンを操作しなければなりません。
水中は光の届きにくい環境であり、視界も限られています。そんな中で、橋脚の狭い隙間にドローンを正確に誘導し、貝類を除去する作業はまさに職人技。水中ドローンの操縦には、単なる機械操作以上の「現場感覚」と「判断力」が求められるのです。
🐚 爽快!貝がボロボロと剥がれ落ちる瞬間
高圧洗浄の噴射が命中すると、橋脚にこびりついた大きな貝がボロボロと剥がれ落ちていきます。その様子はまさに爽快。水中ドローンのカメラ越しに見るその瞬間は、操縦者にとっても達成感のあるシーンです。
このような洗浄作業は、水中構造物や船体の肉厚検査を行う前の前処理として非常に重要です。表面に付着物があると、正確な測定ができないため、事前のクリーニングは欠かせません。
国産水中ドローンの実力
今回使用したのは、国内メーカーが開発した高性能な水中ドローン。高圧洗浄の反力にも耐えられる堅牢な設計と、安定した姿勢制御が特長です。水中点検や洗浄作業において、こうした信頼性の高い機体は作業の成否を左右します。
特に、狭所や流れのある環境下では、ドローンの姿勢制御能力が問われます。国産機ならではの細やかなチューニングとサポート体制も、現場での安心感につながっています。
🎓 広島の水中ドローンスクールで学べる“実践力”
私たちが広島で運営している水中ドローンスクールでは、こうした現場での経験をカリキュラムに反映させています。単なる座学やシミュレーションではなく、実際の水中点検を想定した実践的なトレーニングを提供しています。
使用するプールは、かつての学校施設を再活用したもので、実際の水中環境に近い条件で訓練が可能です。水中ドローンの基本操作から、点検・洗浄・撮影といった応用技術まで、段階的にスキルを習得できます。
また、広島という立地は、瀬戸内海に面した豊かな海洋環境を活かした実地研修にも最適です。地元企業や自治体との連携も進めており、卒業後の実務機会も豊富にあります。
🛠️ 水中点検業務のご依頼も受付中!
当社では、水中ドローンを活用した各種水中点検業務の受注も承っております。橋脚・護岸・ダム・船体・水中構造物など、さまざまな対象に全国対応可能です。高精度なカメラとソナーを駆使し、従来の潜水作業に比べて安全かつ迅速に点検を実施いたします。
- 点検前の高圧洗浄作業
- 水中構造物の劣化調査
- 船体やプロペラ周辺の確認
- 水中設備の定期点検・報告書作成
広島を拠点に、全国対応も可能です。ご相談・お見積りはお気軽にお問い合わせください。
🚀 水中ドローンの未来と可能性
水中ドローンは、今後ますます多様な分野での活用が期待されています。水中点検や洗浄だけでなく、災害対応、環境調査、漁業支援など、広島をはじめとする地域社会の課題解決にも貢献できる技術です。
私たちは、水中ドローンの可能性を広げるために、技術者の育成と現場での実証を両輪で進めています。水中ドローンスクールを通じて、次世代の操縦士たちが現場で活躍できるよう、これからも実践的な教育を提供していきます。
📌 水中点検のご依頼・スクールのご案内はこちら
広島の水中ドローンスクールでは、見学・体験会も随時開催中。水中点検業務のご相談もお気軽にどうぞ。
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