広島の住宅点検:築50年の家屋をドローンで調査し、屋根修理の必要性を検証

1. 雨漏りの発見と点検の依頼
広島県内にある築50年の2階建て住宅にて、雨漏りの兆候が見られたため、点検の依頼が入りました。依頼主様は建築の経験をお持ちであり、ご自身で漏れ箇所を特定し、適切に対処済みでした。素晴らしい判断力と対応力により、早期の修繕が可能となりました。

しかし、屋根の状態全体について詳しく調査するため、当社の「おうちガード」のドローン住宅点検サービスを活用し、空撮による屋根診断を実施しました。

 

2. ドローンによる屋根点検のメリット
従来の屋根点検は足場を組んで職人が目視確認を行うケースが一般的でしたが、ドローン点検を用いることで、以下のようなメリットがあります。

安全性の向上:屋根に直接上る必要がなく、転落リスクがゼロ。
迅速な調査:撮影した画像を即座に解析し、状態を判断。
高精度な診断:屋根の細部まで高解像度画像で確認可能。

今回は、ドローンによる空撮画像を解析し、屋根にいくつかの特徴的な状態が見られることが判明しました。

 

3. 屋根の状態と発見された問題点
ドローン撮影の結果、局所的に瓦が浮いている箇所が確認されました。これは淡路瓦特有の「瓦の捻じれ」によるもので、強風や災害が原因ではありませんでした。しかし、瓦の状態を定期的にチェックすることが重要です。

 

また、軒樋の集水器が4か所割れている**ことも発見されました。これらは自然に割れることは考えにくく、外部からの力によって損傷した可能性があります。

特に、左右の軒樋が縁切りされていないため、強風などの影響で力が加わると、集水器へ負担がかかり、割れやすくなってしまう点が問題でした。

 

 

4. 修繕対応と火災保険の活用
調査の結果、軒樋の損傷は災害によるものと判断されたため、火災保険を申請し、修理対応を進めることになりました。

保険の申請に際しては、損傷の原因を明確にし、適切なエビデンスを提示することが重要です。「おうちガード」では、ドローン点検による画像記録を活用し、正確な診断レポートを提供するため、スムーズな保険適用につなげることが可能です。

 

5. まとめ:定期点検の重要性
築年数が経過した住宅ほど、屋根や雨樋の状態を定期的に確認することが必要です。特に広島エリアでは、台風や強風の影響を受けることがあり、損傷が発生しやすい環境にあります。

 

「おうちガード」の住宅点検サービスでは、赤外線ドローン技術を活用し、精密かつ安全な点検を提供しています。定期点検を行うことで、早期発見・修繕が可能となり、大切な住まいを長持ちさせることができます。